今回はLinuxコマンドであるniceコマンドの使用方法です。niceコマンドで優先度を変えて実行することができます。また、niceコマンドのオプションの使い方もあわせて紹介します。
今回はLinuxコマンドのniceコマンドの見方についてお勉強しよう!
Linuxコマンド一覧はこちらの記事をご覧ください。
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目次
niceコマンドとは
niceコマンド
優先度を変えて実行する
niceコマンドを用いることで優先度を変えて実行することができます。
niceコマンドとnice値
nice値とは?
nice値とは、プロセスの優先度のことです。nice値の範囲は、−20から+19までとなっていて、優先度が最も高いのが−20、優先度が最も低いのが+19です。
優先度が高いほうがマイナスなので注意しよう!
nice値の確認方法
nice値を確認するにはtopコマンドやpsコマンドを使用します。
topコマンドについてはこちらの記事をご覧ください。
【topコマンド】topコマンドの見方|Linuxコマンド
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nniceコマンドの形式
niceコマンドの形式は次の通りです。
$ nice [オプション] [実行するコマンド]
オプション | 内容 |
---|---|
-n ナイス値 | 優先度(-20~19)を指定する |
niceコマンドを実行すると優先度を変えて指定したコマンドを実行することができます。
一般ユーザーが指定できるナイス値は0から19までです。つまり優先度を下げることしかできません。優先度を上げる、つまり、ナイス値を-20から-1にする場合にはスーパーユーザー(root)で実行する必要があります
niceコマンドの使用例
$ sleep 60 & ←niceコマンドをつけないで実行(バックグラウンドでsleepを実行)
$ ps -o nice,user,cmd ←ナイス値の確認
NI USER CMD
0 penchan bash
0 penchan sleep 60 ←ナイス値は0
0 penchan ps -o nice,user,cmd
niceコマンドをつけないで実行した場合、ナイス値は0になっています。
$ nice -n 10 sleep 60 & ←nice値を変更して実行
ps -o nice,user,cmd ←ナイス値の確認
NI USER CMD
0 penchan bash
10 penchan sleep 60 ←ナイス値は10
0 penchan ps -o nice,user,cmd
ナイス値は10になっています
niceコマンドの使い方まとめ
niceコマンドの使い方をまとめると以下のようになります。
niceコマンド
優先度を変えて実行する
今回はniceコマンドをマスターしたよ!