URLは、ウェブ上のリソースを特定するための重要な要素です。今回はURLの形式について学習していきましょう。

今回はURLの形式についてお勉強しよう
URLの形式とは?
URLは、ウェブ上のリソースを特定するための重要な要素です。URLは、インターネット上で使用される一意のアドレスであり、ウェブブラウザーがウェブサイトやファイルを見つけることができるようにします。URLは、Webページ、画像、音声、動画、ダウンロード可能なファイルなど、様々な種類のウェブリソースを識別するために使用されます。
URLの形式
URLの形式は次のようになります。
URLの形式
スキーム://ホスト名[:ポート番号]/サブディレクトリ名/ファイル名
Webブラウザは、スキームでサーバへアクセスするプロトコルを決めます。
例えば”ftp”,”http”,”nntp”等があります。
ポート番号は省略でき、例えばスキームに”http”を指定して、ポート番号を指定しなかった場合、”http”の標準のポート番号である80が指定されているものとみなされます。
ポート番号についてはこちらをご覧ください。

例
例を見てみましょう。
http://example/subdir/examfile.txt
この例では
ホスト名”example”の”subdir”ディレクトリの”examfile.txt”ファイルをプロトコル”http”で取得します。この時のポート番号は80となります。
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問題
WebブラウザでURLにhttps://ftp.example.jp/index.cgi?port=123と指定したときに、Webブラウザが接続しにいくサーバのTCPポート番号はどれか。
(NW H30年秋 問14)
ア 21
イ 80
ウ 123
エ 443
解答
ア 21
FTPのポート番号であり、FTPに接続するときのURLは”ftp://‥‥”となるため誤りです。
イ 80
80はHTTPのポート番号であり、HTTPで接続するときURLは”http://‥‥”となるため誤りです。
ウ 123
port=123とあるのは変数portに123という値を渡すという意味でポート番号とは無関係である。123のポート番号で接続するには”https://ftp.example.jp:123/‥‥”のようにすればよい。よって誤りです。
エ 443
URL“https://ftp.example.jp/index.cgi?port=123”は、
スキーム “https”、ホスト名 “ftp.example.jp”、パス名 “index.cgi?port=123”である。使用するプロトコルは“https”であるので、WebラウザがアクセスするサーバのTCPポート番号は443なので正解です。
エ 443
まとめ
URLは、ウェブ上のリソースを特定するための重要な要素です。URLは、インターネット上で使用される一意のアドレスであり、ウェブブラウザーがウェブサイトやファイルを見つけることができるようにします。URLは、Webページ、画像、音声、動画、ダウンロード可能なファイルなど、様々な種類のウェブリソースを識別するために使用されます。
URLの形式
スキーム://ホスト名[:ポート番号]/サブディレクトリ名/ファイル名
以上の形式を覚えておきましょう。

今回はURLの形式についてお勉強したよ!