景気循環の周期に「キチンの波」という用語があります。今回はキチンの波について学習しましょう。
キチンの波についてお勉強しましょう!
目次
キチンの波とは?
景気循環の周期には周期の長さによって名前が付けられています。
景気変動とは?
景気は好況、後退、不況、回復の4つの局面が循環して現れます。
その周期の期間ごとに名前が付けられています。
景気循環の名前
スクロールできます
名称 | 周期 | 要因 | 発見年 | 発見者 |
---|---|---|---|---|
キチンの波 | 約40ヶ月 | 在庫変動 | 1923年 | ジョセフ・キチン |
ジュグラーの波 | 約10年 | 設備投資 | 1860年 | クレメンス・ジュグラー |
クズネッツの波 | 約20年 | 建設需要 | 1930年 | サイモン・クズネッツ |
コンドラチェフの波 | 約50年 | 技術革新 | 1925年 | ニコライ・コンドラチェフ |
名称・周期・要因をセットにして覚えよう!
キチンの波
キチンの波(キチン・サイクル)は1923年にジョセフ・キチンが発見した景気循環で企業の在庫変動によって起こるものになります。
周期は約40ケ月で4つの景気循環では一番短い循環になっています。
ジュグラーの波
ジュグラーの波(ジュグラー・サイクル)は1930年にクレメンス・ジュグラーが発見した景気循環で企業の設備投資によって起こるものになります。
周期は約10年で2番目に短い循環になっています。
クズネッツの波
クズネッツの波(クズネッツ・サイクル)は1925年にサイモン・クズネッツが発見した景気循環で建設需要によって起こるものになります。
周期は約20年で2番目に長い循環になっています。
コンドラチェフの波
コンドラチェフの波(コンドラチェフ・サイクル)は1860年にニコライ・コンドラチェフが発見した景気循環で技術革新によって起こるものになります。
周期は約50年で1番長い循環になっています。
景気循環の覚え方
発見者はキチン(三文字)、ジュグラー(五文字)、クズネッツ(五文字)、コンドラチェフ(7文字)となっていて、循環の周期、40ケ月、10年、20年、50年と順に長くなっています。対応して覚えましょう!
まとめ
景気循環の周期には周期の長さによって名前が付けられています。
名称・周期・要因をセットにして覚えましょう。
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名称 | 周期 | 要因 | 発見年 | 発見者 |
---|---|---|---|---|
キチンの波 | 約40ヶ月 | 在庫変動 | 1923年 | ジョセフ・キチン |
ジュグラーの波 | 約10年 | 設備投資 | 1860年 | クレメンス・ジュグラー |
クズネッツの波 | 約20年 | 建設需要 | 1930年 | サイモン・クズネッツ |
コンドラチェフの波 | 約50年 | 技術革新 | 1925年 | ニコライ・コンドラチェフ |
キチンの波についてお勉強したよ!