今回は情報処理技術者試験に合格するために必要な知識として、実用新案権について学習していきましょう。
今回は実用新案権についてお勉強しよう!
目次
実用新案権とは?
今回は実用新案権について学習していきましょう。
実用新案権とは何でしょうか?
実用新案権とは?
実用新案権とは、「物品の形状、構造又は組合せ」による考案に関する権利です。
実用新案権の第一条には次の目的が挙げられています。
第一条 この法律は、物品の形状、構造又は組合せに係る考案の保護及び利用を図ることにより、その考案を奨励し、もつて産業の発達に寄与することを目的とする。
また、実用新案権の第三条には実用新案登録の要件が挙げられています。
第三条 産業上利用することができる考案であつて物品の形状、構造又は組合せに係るものをした者は、次に掲げる考案を除き、その考案について実用新案登録を受けることができる。
ITパスポート試験の過去問で攻略
ITパスポート試験の過去問で確認してみましょう。
問題
実用新案権の保護対象として,適切なものはどれか。
(iパス 平成31年春 問20)
- ア 圧縮比率を大きくしても高い復元性を得られる工夫をした画像処理プログラム
- イ インターネットを利用し,顧客の多様な要望に対応できるビジネスモデル
- ウ 岩石に含まれているレアメタルを無駄なく抽出して,資源を有効活用する方法
- エ 電気スタンドと時計を組み合わせて夜間でも容易に時刻を確かめられる機器
正解!
不正解...
正解は「エ 電気スタンドと時計を組み合わせて夜間でも容易に時刻を確かめられる機器」です。
問題に戻る
まとめ
情報処理技術者試験試験で覚えないといけない内容は以下になります。
実用新案権とは?
実用新案権とは、「物品の形状、構造又は組合せ」による考案に関する権利です。
以上の内容を覚えておきましょう。
今回は実用新案権についてお勉強したよ!
ア プログラムは特許権の対象で、実用新案権の対象でないので不正解です
イ ビジネスモデルは特許権の対象で、実用新案権の対象でないので不正解です
ウ 製造方法は特許権の対象で、実用新案権の対象でないので不正解です
エ 組合せに係る考案であるため、実用新案権の対象です。よって正解です。