今回は情報処理技術者試験に合格するために必要な知識として、親和図法について学習していきましょう。
今回は親和図法についてお勉強しよう!
親和図法とは?
今回は親和図法について学習していきましょう。
親和図法とは何でしょうか?
親和図法とは?
あるテーマに対して、言語データをグループ分けして分類する方法のことです。また、親和図法は「新QC七つ道具」の一つです。
上のような説明ではよくわかりませんよね?わかりやすく説明しましょう。
例えば、「情報処理試験に合格する」という課題に対して、次のような解決策があります。
- 毎日テキスト10ページ学習する
- 学習時はスマホをオフにする
- 睡眠をしっかり取る
- 通学時に午前試験の過去問を10問解く
- 申込締切日を確認する
- テレビを見ながら学習しない
- 当日の受験地を確認する
- 過去問を5年分解く
これらの解決策は、「学習量」・「学習の質」・「自己管理」の3つのグループに分けることができます。
このように課題などのテーマに対して、解決策などの言語化したデータをグループ分けして分類する方法のことを親和図法といいます。
基本情報技術者試験の過去問で攻略
基本情報技術者試験の過去問で確認してみましょう。
問題
親和図法を説明したものはどれか。
(FE 平成29年春 午前問76)
ア 事態の進展とともに様々な事象が想定される問題について対応策を検討し,望ましい結果に至るプロセスを定める方法である。
イ 収集した情報を相互の関連によってグループ化し,解決すべき問題点を明確にする方法である。
ウ 複雑な要因の絡み合う事象について,その事象間の因果関係を明らかにする方法である。
エ 目的・目標を達成するための手段・方策を順次展開し,最適な手段・方策を追求していく方法である。
解答
ア 事態の進展とともに様々な事象が想定される問題について対応策を検討し,望ましい結果に至るプロセスを定める方法である。
PDPC法(Process Decision Program Chart)の説明なので不正解です。
イ 収集した情報を相互の関連によってグループ化し,解決すべき問題点を明確にする方法である。
親和図法の説明なので正解です。
ウ 複雑な要因の絡み合う事象について,その事象間の因果関係を明らかにする方法である。
連関図法の説明なので不正解です。
エ 目的・目標を達成するための手段・方策を順次展開し,最適な手段・方策を追求していく方法である。
系統図法の説明なので不正解です。
イ 収集した情報を相互の関連によってグループ化し,解決すべき問題点を明確にする方法である。
応用情報技術者試験の過去問で攻略
応用情報技術者試験の過去問で確認してみましょう。
問題
親和図の特徴はどれか。
(AP 平成24年秋 午前問75)
ア 原因と結果を対比させた図式表現であり,不良原因の追及に用いられる。
イ 錯綜(そう)した問題点や,まとまっていない意見,アイディアなどを整理し,まとめるために用いられる。
ウ 二つ以上の変数の相互関係を表すのに役立つ。
エ 分布の形,目標値からのばらつき状態などから,製品の品質の状態が規格値に対して満足いくものかなどを判断するために用いられる。
解答
ア 原因と結果を対比させた図式表現であり,不良原因の追及に用いられる。
特性要因図の特徴なので不正解です。
イ 錯綜(そう)した問題点や,まとまっていない意見,アイディアなどを整理し,まとめるために用いられる。
親和図法の説明なので正解です。
ウ 二つ以上の変数の相互関係を表すのに役立つ。
散布図の特徴なので不正解です。
エ 分布の形,目標値からのばらつき状態などから,製品の品質の状態が規格値に対して満足いくものかなどを判断するために用いられる。
ヒストグラムの特徴なので不正解です。
イ 錯綜(そう)した問題点や,まとまっていない意見,アイディアなどを整理し,まとめるために用いられる。
まとめ
情報処理技術者試験試験で覚えないといけない内容は以下になります。
親和図法とは?
あるテーマに対して、言語データをグループ分けして分類する方法のことです。また、親和図法は「新QC七つ道具」の一つです。
以上の内容を覚えておきましょう。
今回は親和図法についてお勉強したよ!