今回はデータベーススペシャリスト試験に合格するために必要な知識として、CAP定理について学習していきましょう。
CAP定理とは?
情報処理技術者試験の一区分であるデータベーススペシャリスト験を攻略するためのシリーズになります。今回はCAP定理について学習していきましょう。
CAP定理とは次のような定理になります。
分散型データベースシステムにおいては, 一貫性・可用性・分断耐性の三つの特性のうち,同時には最大二つまでしか満たすことができない
分散型データベースにおいて、
ことになります。
CAP定理は一貫性・可用性・分断耐性の英語の頭文字をとったものです。
一貫性とは?
一貫性(Consistency)とは、データの整合性を保たれることになります。
可用性とは?
可用性(Availability)とは、利用したいときに利用できることになります。
分断耐性とは?
分断耐性(Partition Tolerance)とは、データを複数のサーバに分散することになります。
データベーススペシャリストの過去問で攻略
問題
分散型データベースシステムにおいては, 一貫性・可用性・分断耐性の三つの特性のうち,同時には最大二つまでしか満たすことができないとする理論はどれか。
イ CAP定理
ウ アムダールの法則
エ ベイズの定理
解答
BASE特性はNoSQLのトランザクションに取り入れられている概念のことで、以下の3特性の頭文字です。
よって不正解です。
CAP定理の説明なので正解です。
アムダールの法則は、計算機の並列度と全体の性能向上の関係の法則になりますので不正解です。
条件付き確率に関して成り立つ定理なので不正解です。
答え イ
まとめ
データベーススペシャリスト試験で覚えないといけない内容は以下になります。
分散型データベースシステムにおいては, 一貫性・可用性・分断耐性の三つの特性のうち,同時には最大二つまでしか満たすことができない
以上の形式を覚えておきましょう。