【loggerコマンド】ログを出力する|Linuxコマンド

今回はLinuxコマンドであるloggerコマンドの使用方法です。
loggerコマンドでログを出力することができます。
また、loggerコマンドのオプションの使い方もあわせて紹介します。

今回はLinuxコマンドのloggerコマンドの使い方についてお勉強しよう!

Linuxコマンド一覧はこちらの記事をご覧ください。

目次

loggerコマンドとは

loggerコマンド
ログを出力する

loggerコマンドはログを出力するコマンドです。

loggerコマンドの形式

loggerコマンドの形式は次の通りです。

logger [オプション] [メッセージ]

loggerコマンドのオプションは次のようなものがあります。

オプション内容
-ilogger のプロセスID(PID)も出力する。
-s標準エラー出力にも出力する。
-f ファイル名指定したファイルの内容を出力する。
-p 優先度優先度を指定して出力する。
-t タグ指定したタグを出力する。
– -(ハイフン2つ)– – (ハイフン2つ)以降はメッセージとして扱う。
loggerコマンドのオプション一覧

ログ出力されるファイルはOSによって異なります。
CentOSの場合は「/var/log/messages」
Ubuntuの場合は「/var/log/syslog」
になります。

ログの出力先の設定は以下の設定ファイルで行っています。
/etc/syslog.conf

loggerコマンドの使用例

メッセージなし

メッセージを省略すると、標準入力からの出力になります。
メッセージを入力後、[CTRL]+[D]キーや[CTRL]+[C]キーでコマンドを終了してください。

# logger
# test1
# test2
# tail /var/log/messages
Feb 15 06:59:35 penchan_serv penchan: test1
Feb 15 06:59:36 penchan_serv penchan: test2

オプションなし

メッセージのみの場合はログに指定したメッセージが出力されます。

# logger test
# tail /var/log/messages
Feb 15 07:00:05 penchan_serv penchan: test

メッセージに空白が入る場合は「””(ダブルクォーテーション)」で囲みましょう。

# logger "test message"
# tail /var/log/messages
Feb 15 07:00:35 penchan_serv penchan: test message

-t オプション(指定したタグを出力する)

-t オプションは指定したタグを出力するオプションです。

# logger -t tag "test message"
# tail /var/log/messages
Feb 15 07:01:15 penchan_serv tag: test message

-s オプション(標準エラー出力にも出力する)

-s オプションは標準エラー出力にも出力するオプションです。
次の例では標準エラー出力であるコンソール画面上にも出力されていることがわかります。

# logger -s "test message"
test message
# tail /var/log/messages
Feb 15 07:01:30 penchan_serv penchan: test message

-p オプション(優先度を指定して出力する)

-p オプションは優先度を指定して出力するオプションです。
優先度の指定は「分類.重要度」で指定します。

デフォルトは「user.notice」になっています。

分類は以下の種類があります。

  • auth
  • cron
  • daemon
  • ftp
  • kern
  • lpr
  • mail
  • news
  • security
  • syslog
  • user
  • uucp
  • local0~local7

重要度には深刻な順に以下のものがあります。

  • emerg
  • alert
  • crit
  • err
  • warning
  • notice
  • info
  • debug
# logger -p "syslog.info" "test message"
# tail /var/log/messages
Feb 15 07:01:45 penchan_serv penchan: test message

-f オプション(指定したファイルの内容を出力する)

-f オプションは指定したファイルの内容を出力するオプションです。

# cat log.txt
test massage
# logger -f ./log.txt
# tail /var/log/messages
Feb 15 07:02:25 penchan_serv penchan: test message

loggerコマンドの使い方まとめ

今回はLinuxコマンドのloggerコマンドとオプションの使い方についてお勉強しました。
loggerコマンドを実行するとログを出力することできます。ぜひ使ってみてください。

loggerコマンド
ログを出力する

今回はLinuxコマンドのloggerコマンドの使い方についてお勉強したよ!

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