危険物取扱者の資格は役に立つ?危険物取扱者試験に合格するメリットとは

危険物取扱者試験

危険物取扱者とは、ガソリンや軽油、可燃性の物質など、火災・爆発のリスクが高い「危険物」を取り扱う際に必要となる国家資格です。この資格を取得するためには、「危険物取扱者試験」に合格しなければいけません。特殊な資格というイメージがありますが、実際に役に立つのでしょうか。メリットをみていきましょう。

今回は危険物取扱者試験に合格するメリットをみてみよう!

目次

危険物取扱者試験に合格するメリットとは?

「危険物取扱者試験」に合格するメリットについてみていきましょう。

メリット1:さまざまな職場で活躍できる

特殊な職場で求められるイメージがありますが、身近な職業ではガソリンスタンドの従業員に求められる資格です。このほかにも、化学工場や半導体工場などの化学メーカー、建設業、食品工業、研究所、石油メーカー、タンクローリーの運転手、消防士など、数多くの職場で求められる資格です。さまざまな職場への就職に有利になるのが、最も大きなメリットといえます。

さらに就職後、6か月以上の実務経験を経た上で講習を受ければ、上位資格の「危険物保安監督者」として、危険物の取扱作業の監督業務を行えるようになりますから、さらに活躍の場が広がります。

メリット2:資格取得手当が出る

企業の中には、危険物取扱者に対して「資格取得手当」を支給するところもあります。すべての会社が手当を出すとは限らないのですが、危険物を取り扱う場合は、資格取得者がその作業を行うか、作業に立ち会うことが法律で定められています。

このため、危険物取扱者の資格を持つ従業員を確保する目的で、基本給に加えて資格取得手当てを支給するところが多いのです。また、危険物取扱者の資格を昇進の条件としている企業もあり、資格手当の支給がなくても、昇進によって年収がアップするケースも少なくありません。

メリット3:国家試験でありながら取得しやすい

国家資格には難関とされるものも多いのですが、危険物取扱者試験は、比較的取得しやすい資格といわれています。

危険物取扱者試験は甲・乙・丙の3種があり、乙種は1種~6種の6段階に分かれています。2019年度の合格率をみると、乙の5種は68.7%、6種は67.0%と、7割近くの人が合格しています。

もちろん、受験に備えてきっちりと勉強しなければ合格できません。燃焼や消化のメカニズムなど物理に関する基本的な知識は不可欠ですし、危険物に関する法律についての知識も覚えなければいけません。最も人気の高い「乙4種」の合格率は39.0%。5種や6種に比べると、合格率が低くなっています。

しかし、試験に備えてきっちりと勉強していれば、取得はそれほど難しくないといえるでしょう。

まとめ

危険物取扱者試験に合格するメリット

  • メリット1:さまざまな職場で活躍できる
  • メリット2:資格取得手当が出る
  • メリット3:国家試験でありながら取得しやすい

危険物取扱者とは、ガソリンや軽油、可燃性の物質など、火災・爆発のリスクが高い「危険物」を取り扱う際に必要となる国家資格です。危険物取扱者試験に合格するメリットはたくさんあります。ぜひお勉強して、資格を取得しましょう。

今回は危険物取扱者試験に合格するメリットをみてみたよ!

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