この記事ではDB2のコマンド行プロセッサー (CLP) のオプションについて確認しましょう。
DB2のコマンド行プロセッサーのオプション設定について確認しよう!
目次
コマンド行プロセッサー (CLP) のオプション設定とは?
DB2で入力ファイルからSQLを実行するには次の-tvfオプションを使用することが多いと思います。
db2 -tvf filename
この-tvfオプションには次のような意味があります。
-t : セミコロン (;) をステートメント終了文字として使用する
-v : 実行結果を標準出力に出力させる
-f : コマンド入力を標準入力ではなくファイルから読み取る
今回はコマンド行プロセッサー (CLP) のオプション設定について見てみましょう。
コマンド行プロセッサー (CLP) のオプション設定の確認方法
コマンド行プロセッサー (CLP) のオプション設定の確認には次のコマンドを使用します。
db2 list command options
結果は次のように表示されます。
db2 list command options
コマンド行プロセッサーのオプション設定
バックエンド処理待ち時間 (秒) (DB2BQTIME) = 1
バックエンド接続の再試行カウント (DB2BQTRY) = 60
要求キュー待ち時間 (秒) (DB2RQTIME) = 5
入力キュー待ち時間 (秒) (DB2IQTIME) = 5
コマンド・オプション (DB2OPTIONS) =
オプション 説明 現在の設定
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-a SQLCA を表示する OFF
-b 自動バインド ON
-c 自動コミット ON
-d XML 宣言を検索して表示する OFF
-e SQLCODE/SQLSTATE を表示する OFF
-f 入力ファイルから読み込む OFF
-i XML データをインデント表示する OFF
-j システム呼び出しの戻りコード OFF
-l 履歴ファイルにコマンドのログをとる OFF
-m 影響を受ける行数を表示する OFF
-n 改行文字を除去する OFF
-o 出力を表示する ON
-p 対話式入力プロンプトを表示する ON
-q 空白文字と改行を保持する OFF
-r 出力を報告書ファイルに保存する OFF
-s コマンド・エラーで実行を停止する OFF
-t ステートメントの終了に文字を設定する OFF
-v 現行コマンドをエコーする OFF
-w FETCH/SELECT 警告メッセージを表示する ON
-x 列見出しの表示を抑制する OFF
-z 出力ファイルにすべての出力を保存する OFF
コマンド行プロセッサー (CLP) のオプション設定の変更方法
オプション設定を変更するには次のコマンドを使用します。
設定をONにする場合
db2 update command options using 変更するオプション名 on
設定をOFFにする場合
db2 update command options using 変更するオプション名 off
まとめ
この記事ではDB2のコマンド行プロセッサー (CLP) のオプションについて確認しました。
DB2のコマンド行プロセッサーのオプション設定について確認したよ!