今回は基本情報技術者試験のデータ伝送時間の問題の解き方を実際の問題を用いて学習しましょう。
今回は基本情報技術者試験のデータ伝送の問題の解き方をお勉強しよう!
目次
データ伝送の問題の解き方
情報処理技術者試験の一区分である基本情報技術者試験に合格するために、データ伝送の問題の解き方を学習していきましょう。
データ伝送時間とは
データの伝送時間は次のように求められます。
伝送時間=伝送量÷回線速度
この式は回線利用率が100%の時の式になります。
回線利用率とは
回線利用率とは実際に回線を利用できる割合のことです。
つまり実際の伝送時間の求め方は
伝送時間=伝送量÷(回線速度×回線利用率)
で求められます。
基本情報技術者試験の過去問で攻略
基本情報技術者試験の過去問を用いて実際の解き方を見てみましょう。
問題
64kビット/秒の回線を用いて106バイトのファイルを送信するとき,伝送におよそ何秒掛かるか。ここで,回線の伝送効率は80%とする
(基本情報 H28年春 午前問31)
ア 19.6
イ 100
ウ 125
エ 156
解答
まず64kビット/秒をバイトに直します。
1バイト=8ビットなので、
64kビット/秒=8kバイト/秒 =8,000バイト/秒です。
また、106バイト=1,000,000バイトなので
伝送時間=伝送量÷(回線速度×回線利用率)の公式より
伝送量=1,000,000バイト
回線速度=8,000バイト/秒
伝送効率=0.8
を代入すると
伝送時間=1,000,000÷(8,000×0.8)
=1,000,000÷6,400=156.25
およそ「156秒」が正解になります。
答え
エ 156
まとめ
基本情報技術者試験で覚えないといけない内容は以下になります。
伝送時間=伝送量÷(回線速度×回線利用率)
以上のことを覚えておきましょう。
今回は基本情報技術者試験のデータ伝送の問題の解き方をマスターしたよ!