現在まで100万人以上が受験している、ITパスポート(iパス)の試験はどのような資格なのか紹介します。また、試験合格のコツを学んでITパスポートをお勉強しましょう。
今回はITパスポートについてお勉強しましょう!
ITパスポートとは
ITパスポート(iパス)とは、「情報処理技術者試験」のうち最も簡単なエントリーレベルの資格で、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験になります。
現在まで100万人以上が受験しています。
ITパスポートの合格のメリット
ITパスポートを取得すると次のようなメリットがあります。
メリット1 ITに関する基礎知識だけではない幅広い知識が取得可能!
ITパスポートを勉強、取得することで、ITに関する知識はもちろんですが、ITを活用する上で前提となる幅広い分野も出題範囲に含まれているため、企業活動、経営戦略、会計や法務などの知識も習得できます。
メリット2 進学、就活、昇進等で役立つ国家試験!
ITパスポートは入試優遇制度や単位認定を行われている大学もあります。また、履歴書にも記載できるため、就活時、企業にITに関する基礎知識があることをアピールできます。
また、社員教育にも用いている企業があるため、昇進にも役立ちます。
ITパスポートの試験内容
ITパスポートの試験内容を見ていきましょう。
試験時間 | 120分 |
出題数 | 小問:100問 |
出題形式 | 四肢択一式 |
出題分野 | ストラテジ系(経営全般):35問程度 マネジメント系(IT管理):20問程度 テクノロジ系(IT技術):45問程度 |
合格基準 | 総合評価点600点以上であり、かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上であること 総合評価点 600点以上/1,000点(総合評価の満点) 分野別評価点 ストラテジ系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点) マネジメント系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点) テクノロジ系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点) |
受験資格/前提条件 | 受験資格や前提条件はありません。誰でも受験可能です。 |
試験方式 | CBT(Computer Based Testing)方式 受験者はコンピュータに表示された試験問題に対して、マウスやキーボードを用いて解答します。 |
採点方式 | IRT(Item Response Theory:項目応答理論)に基づいて解答結果から評価点を算出します。 |
ITパスポート試験は試験時間120分に対して、問題数は100問です。また、すべての問題が4択であるため、一問に長時間かけないことがポイントになります。
ITパスポートの出題範囲
ITパスポートの出題範囲を見ていきましょう。
分野 | 大分類 | 中分類 | ||
ストラテジ系 | 1 | 企業と法務 | 1 | 企業活動 |
2 | 法務 | |||
2 | 経営戦略 | 3 | 経営戦略マネジメント | |
4 | 技術戦略マネジメント | |||
5 | ビジネスインダストリ | |||
3 | システム戦略 | 6 | システム戦略 | |
7 | システム企画 | |||
マネジメント系 | 4 | 開発技術 | 8 | システム開発技術 |
9 | ソフトウェア開発管理技術 | |||
5 | プロジェクトマネジメント | 10 | プロジェクトマネジメント | |
6 | サービスマネジメント | 11 | サービスマネジメント | |
12 | システム監査 | |||
テクノロジ系 | 7 | 基礎理論 | 13 | 基礎理論 |
14 | アルゴリズムとプログラミング | |||
8 | コンピュータシステム | 15 | コンピュータ構成要素 | |
16 | システム構成要素 | |||
17 | ソフトウェア | |||
18 | ハードウェア | |||
9 | 技術要素 | 19 | ヒューマンインタフェース | |
20 | マルチメディア | |||
21 | データベース | |||
22 | ネットワーク | |||
23 | セキュリティ |
受験者数と合格率
ITパスポートの受験者数と合格率はこちらの記事をご覧ください。
ITパスポートの受験方法
試験実施日
全国の試験会場で、CBT方式により実施されています。試験を希望する日の3か月前から前日まで、空席があればいつでも申し込み可能です。
試験室内へ時計(腕時計も含む)は持ち込めませんので注意が必要です。試験の残り時間はパソコンの受験画面上に表示されます。
試験の受験料
ITパスポートの受験料は5,700円(税込)となります。
申込方法
ITパスポートの申込のは以下の流れになります。
詳細はITパスポートのサイトをご覧ください。
ITパスポートの申し込みはこちら
ITパスポート試験合格するための勉強法
独学で取得できる?
ITパスポートは基礎的な内容であるため、独学で取得可能です。書籍やオンライン講座も豊富にあるため、独学で勉強する人が多いです。
ITパスポートの学習時間は?
ITの基本的な知識がある人は10時間程度、知識がない人も100時間程度で合格できる試験です。
ITパスポートの学習ステップ
参考書でITパスポートの範囲を学習しましょう。
学習時間目安:5時間~30時間
ITパスポートの過去問をひたすら解きましょう。
わからなかったら参考書に戻り復習をしましょう。
学習時間目安:5時間~70時間
ITパスポートのおすすめの参考書3選
ITパスポートの参考書は沢山でているので、まずは自分に合ったものを購入して、ひたすら基礎を身につけてください。最初から全て理解しようとしなくても大丈夫。全体の流れを掴んだら、過去問を解いてみてください。そして不正解だったところは、もう一度参考書に帰って正しい知識を身に着けるようにするのが鉄則です。過去問や予想問題をひたすら解いて、参考書で再確認のプロセスを3周くらいして、知識を頭と体で覚え込みましょう。
栢木先生のITパスポート教室
図や表も多く、理解しやすいため初心者にオススメの参考書です。合格するための情報は網羅されているためこの1冊で参考書は十分です。
キタミ式イラストIT塾 ITパスポート
こちらもイラストで解説されているキタミ式の参考書になります。『栢木先生のITパスポート教室』よりも網羅性は低いですが初心者にはこちらのほうがイメージがつかめるかもしれません。
かんたん合格ITパスポート過去問題集
売上実績No.1のITパスポート過去問題集になります。わかりやすい解説で、5年分の過去問を学習できます。
ITパスポートのオンラインでの勉強法
スタディングの「ITパスポート講座」
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まとめ
ITパスポートは、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験になります。誰でも受験することが可能なのでぜひ受験してみてください。
今回はITパスポートについてお勉強しました!
本文中の内容はITパスポートの公式サイトを参考・引用させていただいております。
参考・引用:ITパスポート公式サイト