【wcコマンド】テキストファイルの文字数・行数・バイト数などを調べる|Linuxコマンド

wcコマンドの使い方

テキストファイルの文字数・行数・バイト数などを調べるにはどのようにしたら良いでしょうか?今回はLinuxコマンドのwcコマンドの使い方についてオプションも含めて紹介します。

今回はLinuxコマンドのwcコマンドの使い方についてお勉強しよう!

目次

wcコマンドとは

wc コマンドとは?

  • テキストファイルの文字数・行数・バイト数などを調べる


wcコマンドはテキストファイルの文字数・行数・バイト数などを調べるコマンドです

他のLinuxコマンドはこちらから調べることが出来ます。

wcは何の略?

「wc」は「word count」の略で文字数を数えるという意味があります。

wcコマンドの形式

wcコマンドの形式は次の通りです。

wc [オプション] [ファイル名]

wcコマンドを実行するとテキストファイルの文字数・行数・バイト数などを調べることができます。

オプション内容
-cバイト数を表示する。
-m文字数を表示する。
-l行数を表示する。
-w単語数を表示する。
-L最も長い行のバイト数を表示する。
wcコマンドのオプション

単語数は、空白、タブ文字、改行などで区切られた文字で判断されます。
文字数は、ひらがな、漢字、全角記号などのマルチバイト文字の場合、2バイト以上でも1文字で数えられます。

wcコマンドの使用例

テキストファイル(penchan.txt)の大きさをwcコマンドを使って調べてみよう。

$ cat penchan.txt
dog pochi
cat minke
penguin penchan
$ wc penchan.txt
3 6 35 penchan.txt

wcコマンドを使用した結果の「3 6 35 penchan.txt」はそれぞれ、”3″は行数、”6″は単語数、”35″はバイト数、”penchan.txt”はファイル名です

複数ファイルの大きさを同時に調べることができます。

$ wc penchan.txt dog.txt cat.txt
3 6 35 penchan.txt
2 2 15 dog.txt
4 10 85 cat.txt
9 18 135 total

3ファイルの大きさと、合計(total)の大きさを調べることができました。

wcコマンドの-cオプションの使用例

テキストファイル(penchan.txt)のバイト数を調べるには-cオプションを使用します。

$ wc -c penchan.txt
35 penchan.txt

wcコマンドを使用した結果の”35″はバイト数を表しています。

wcコマンドの-mオプションの使用例

テキストファイル(penchan.txt)の文字数を調べるには-mオプションを使用します。

$ wc -m penchan.txt
35 penchan.txt

wcコマンドを使用した結果の”35″は文字数を表しています。

wcコマンドの-lオプションの使用例

テキストファイル(penchan.txt)の行数を調べるには-lオプションを使用します。

$ wc -l penchan.txt
3 penchan.txt

wcコマンドを使用した結果の”3″は行数を表しています。

wcコマンドの-wオプションの使用例

テキストファイル(penchan.txt)の単語数を調べるには-wオプションを使用します。

$ wc -w penchan.txt
6 penchan.txt

wcコマンドを使用した結果の”6″は単語数を表しています。

wcコマンドの-Lオプションの使用例

テキストファイル(penchan.txt)の最も長い行のバイト数を調べるには-Lオプションを使用します。

$ wc -L penchan.txt
15 penchan.txt

wcコマンドを使用した結果の”15″は最も長い行のバイト数を表しています。

wcコマンドの使い方まとめ

今回はLinuxコマンドのwcコマンドの使い方についてお勉強しました。wcコマンドを使用してテキストファイルの大きさを調べてみましょう。
ぜひ覚えて利用してください。

wc コマンドの使用方法

  • テキストファイルの文字数・行数・バイト数などを調べる
  • wc [オプション] [ファイル名]
オプション内容
-cバイト数を表示する。
-m文字数を表示する。
-l行数を表示する。
-w単語数を表示する。
-L最も長い行のバイト数を表示する。
wcコマンドのオプション

今回はLinuxコマンドのwcコマンドの使い方についてお勉強したよ!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次