【shutdownコマンド】システムをシャットダウンする|Linuxコマンド

Linuxシステムの管理者は、システムのシャットダウンや再起動を行う必要がある場合があります。このような場合に便利なのが、Linuxに標準で搭載されているshutdownコマンドです。このコマンドを使用することで、システムを安全にシャットダウンしたり、再起動したり、その他の操作を行うことができます。

本記事では、shutdownコマンドの基本的な使い方やいくつかのオプションの例を紹介します。また、実際にコマンドを実行するためのサンプルコマンドも含め、わかりやすく解説します。

今回はLinuxコマンドのshutdownについてお勉強しよう!

目次

shutdownコマンドとは

shutdownコマンド
システムをシャットダウンまたは再起動する

shutdownコマンドは、システムをシャットダウンしたり、再起動したり、その他の操作を行うために使用されます。

shutdownコマンドの使用方法

shutdownコマンドの形式は次の通りです。

$ shutdown [オプション] [時間] [メッセージ]

shutdownコマンドはスーパーユーザ(root)権限が必要なコマンドとなっています。

shutdownコマンドのオプションは次のようなものがあります。

オプション内容
-hシステムをシャットダウンする。
-rシステムを再起動する。
-cシャットダウンまたは再起動をキャンセルする。
-kシャットダウンまたは再起動を行わず、ユーザーにメッセージを送信する。
shutdownコマンドのオプション一覧

システムをシャットダウンする

システムをシャットダウンする場合は次のようにします。

$ shutdown -h [時間]

次の例では、システムをすぐに終了し、停止させています。

#システムをすぐに停止する
$ shutdown -h now

シャットダウンまたは再起動を実行する時間を指定することができます。指定しない場合は、すぐに実行されます。時刻の指定方法はいくつかありますが、最も一般的な方法は、+を使って指定する方法です。例えば、以下のように指定します。

#30分後にシステムをシャットダウンする
$ shutdown -h +30

システムを終了後に再起動する

システムを終了後に再起動する場合は次のようにします。

$ shutdown -r [時間]

次の例では、システムをすぐに終了し、再起動させています。

#システムをすぐに再起動する
$ shutdown -r now

60分後にシステムを再起動する場合は以下のようになります。

#60分後にシステムを再起動する
$ shutdown -r +60 

ユーザーにメッセージを送信する

システムをシャットダウンせずにユーザーにメッセージを送信する場合、-kオプションを使用します。

#ユーザーにメッセージを送信する
$ shutdown -k "システムをシャットダウンしようとしています。10分以内にログアウトしてください。"

シャットダウンまたは再起動をキャンセルする

実行中のシャットダウンまたは再起動をキャンセルするには-cオプションを使用します。

#シャットダウンまたは再起動をキャンセルする。
$ shutdown -c

shutdownコマンドの使い方まとめ

Linuxシステムの管理者は、システムのシャットダウンや再起動を行う必要がある場合があります。このような場合に便利なのが、Linuxに標準で搭載されているshutdownコマンドです。このコマンドを使用することで、システムを安全にシャットダウンしたり、再起動したり、その他の操作を行うことができます。

本記事では、shutdownコマンドの基本的な使い方やいくつかのオプションの例を紹介します。また、実際にコマンドを実行するためのサンプルコマンドも含め、わかりやすく解説しました。

$ shutdown [オプション] [時間] [メッセージ]
オプション内容
-hシステムをシャットダウンする。
-rシステムを再起動する。
-cシャットダウンまたは再起動をキャンセルする。
-kシャットダウンまたは再起動を行わず、ユーザーにメッセージを送信する。
shutdownコマンドのオプション一覧

今回はshutdownコマンドをマスターしたよ!

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