MTBF/MTTRとは?稼働率との関係は?

MTBF(平均故障間隔)とMTTR(平均修理時間)toとは

情報処理技術者試験の一区分である基本情報技術者試験を攻略するためのシリーズになります。今回はMTBF(平均故障間隔)とMTTR(平均修理時間)について稼働率との関係も含めて、基本情報技術者試験の問題を解いて学んでいきましょう。

今回は平均故障間隔と平均修理時間についてお勉強しよう!

目次

MTBF(平均故障間隔)・MTTR(平均修理時間)・稼働率とは?

MTBF(平均故障間隔)とMTTR(平均修理時間)についてみてみましょう。

MTBF(平均故障間隔)とは

MTBF(平均故障間隔、Mean Time Between Failure)とは故障から故障までの平均の時間のことです。
つまりMTBFの求め方は

MTBF = 稼働時間÷故障回数

で求められます。

MTTR(平均修理時間)とは

MTTR(平均修理時間、Mean Time To Recovery)とは修理にかかる平均の時間のことです。
つまりMTTRの求め方は

MTTR = 修理時間÷故障回数

で求められます。

稼働率とは

稼働率とは全体の時間の中で正常に稼働していた時間のことです。
つまり稼働率の求め方は

稼働率 = MTBF(平均故障間隔)÷(MTBF(平均故障間隔)+MTTR(平均修理時間))

で求められます。

基本情報技術者試験の過去問で攻略

問題

MTBFとMTTRに関する記述として,適切なものはどれか。
(基本情報 H23年秋 午前問18)

 エラーログや命令トレースの機能によって, MTTRは長くなる。
 遠隔保守によって,システムのMTBFは短くなり, MTTRは長くなる。
 システムを構成する装置の種類が多いほど,システムのMTBFは長くなる。
 予防保守によって,システムのMTBFは長くなる。

解答

 エラーログや命令トレースの機能によって, MTTRは長くなる。

エラーログや命令トレースの機能を用いることで原因特定が早くなり、修理時間が短くなるのでMTTR(平均修理時間)は短くなるので誤りです。

 遠隔保守によって,システムのMTBFは短くなり, MTTRは長くなる。

遠隔保守することで、修理は早くなり、修理時間が短くなるのでMTTR(平均修理時間)は短くなるので誤りです。

 システムを構成する装置の種類が多いほど,システムのMTBFは長くなる。

置の種類が多いほど、故障しやすくなるので、MTBF(平均故障間隔)は短くなるので誤りです。

 予防保守によって,システムのMTBFは長くなる。

予防保守によって、故障を前もって防ぐことができるので、MTBF(平均故障間隔)は長くなるので正解です。

答え

 予防保守によって,システムのMTBFは長くなる。

まとめ

基本情報技術者試験で覚えないといけない内容は以下になります。

MTBF (平均故障間隔) = 稼働時間÷故障回数
MTTR (平均修理時間)= 修理時間÷故障回数
稼働率 = MTBF(平均故障間隔)÷(MTBF(平均故障間隔)+MTTR(平均修理時間))

以上のことを覚えておきましょう。

今回は平均故障間隔と平均修理時間についてお勉強しよう!

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