数学検定(数検)4級の試験範囲と勉強法を解説します。また、数学4級の合格のためのおすすめ参考書をご紹介します。
今回は数検4級の試験範囲と勉強法について確認しよう!
数検について
数検の各級のレベルについてはこちらにまとめています。
数検4級の試験内容
数検4級の試験内容
- 中学校2年程度のレベル
- 1次試験:50分/30問/70%程度で合格
- 2次試験:60分/20問/60%程度で合格
- 受験料:4,000円(個人) 3,000円(団体)
1次試験
60分で30問を解答する試験になります。全問題の70%程度で合格になります。
2次試験
60分で20問を回答する試験になります。60%程度の正解で合格になります。
数検4級の試験範囲
数検4級は中学校2年程度の試験です。
内容は以下の通りです。
内容 | 割合 |
---|---|
中学校2年程度 文字式を用いた簡単な式の四則混合計算、文字式の利用と等式の変形、 一元一次不等式、連立方程式、平行線の性質、平行線と線分の比、 三角形の合同条件、四角形の性質、相似条件、一次関数、確率の基礎、 相関図と相関表 など | 30% |
中学校1年程度 正の数・負の数を含む四則混合計算、文字を用いた式、一次式の加法・減法、 一元一次方程式、基本的な作図、平行移動、対称移動、回転移動、 空間における直線や平面の位置関係、扇形の弧の長さと面積、平面図形の構成、 空間図形の切断・投影・展開、柱体・錐体及び球の表面積と体積、直角座標、 負の数を含む比例・反比例、近似値と誤差、度数分布とヒストグラム、 平均値と範囲 など | 30% |
小学校6年程度 分数を含む四則混合計算、円の面積、円柱・角柱の体積、速さの理解、 縮図・拡大図、対称性などの理解、基本的単位の理解、比の理解、 比例や反比例の理解、資料の整理、簡単な文字と式、 簡単な測定や計量の理解 など | 30% |
特有問題 数検独自の特有問題 | 10% |
上記の分野から出題されます。
試験の形式
数検4級はすべて記述式です。1次試験は答えのみですが、2次試験は答えだけでなく導出過程も記述する問題もあります。
数検4級合格に必要な学習時間
数検4級合格に必要な学習時間ですが、中学校2年程度まで学習済みで60時間程度です。中学校2年程度の数学を未学習の場合は先に中学校2年程度の数学を学習してください。
数検4級の合格のためのおすすめ参考書3冊
以下の3冊を購入しましょう。
参考書
単元別に構成された参考書のような問題集です。基本事項のまとめと難易度別の問題が掲載されており、合格に向けて学習するにはぴったりの1冊です。
過去問題集
日本数学検定協会の過去問題集です。4回分が収録されていて、解説も詳しいのです。
実用数学技能検定 文章題練習帳
文章題を攻略するための問題集です。「例題」「練習」「確認テスト」の3ステップ構成なので、文章題の対策になります。
数検4級学習法
上記3冊を購入したら以下の流れで学習します。
合計学習時間は60時間です。
要点整理のテキストを使用して数検4級のポイントを整理しましょう。
学習時間目安:20時間
文章題の問題を攻略するための問題集で文章題を攻略しましょう。
学習時間目安:15時間
過去問題集を使用して、4回分の過去問を解きましょう。
また、問題を解いたら必ず復習しましょう。
学習時間目安:15時間
苦手の分野の復習をする。(例えば図形問題などの分野の問題を解きなおす)
学習時間目安:10時間
まとめ
数検4級は文章題もあります。毎日こつこつと学習していきましょう。
今回は数検4級の試験範囲と勉強法について確認したよ!