Pythonでリストの要素を並べ替えるための組み込み関数であるsort()について解説します。ソートの使用方法について実際のサンプルコードもあわせて学習しましょう。
今回はPythonのソートの使用方法についてお勉強しよう！
Pythonのソートの使用方法
Pythonのsort()はリストの要素を並び替える機能です。
sort()関数の基本的な使用方法は以下の通りです。
# リスト list をソートする
list.sort()昇順でソートする
昇順に並べ替えるには、sort()を使用します。
numbers = [5, 2, 1, 3, 4]
numbers.sort()
print(numbers) # Output: [1, 2, 3, 4, 5]上の例では、listであるnumbersの要素を昇順に並び変えています。
降順（逆順）でソートする
降順でソートしたい場合は、sort()関数のreverseパラメータにTrueを指定して、sort(reverse=True)とします。
numbers = [5, 2, 1, 3, 4]
numbers.sort(reverse=True)
print(numbers) # Output: [5, 4, 3, 2, 1]Key 関数でソートする
文字列の長さなど、特定のルールに従った並べ替えを行いたい場合は、sort()関数のkeyパラメータに関数を指定します。
words = ['banana', 'apple', 'strawberry', 'cherry']
words.sort(key=len)
print(words) # Output: ['apple', 'banana', 'cherry', 'strawberry']上の例では、リスト内の各要素の長さに従って並べ替えを行っています
多次元配列をソートする
Pythonの多次元配列をソートするためには、sort()関数のkey引数を使うことで実現できます。key引数には、ソートの順番を定義する関数を指定します。
次の例では、2次元配列が与えられ、それぞれの1番目の要素に基づいてソートするためにkeyパラメータにlambda x: x[0]という無名関数を指定しています。この関数はリストの最初の要素（x[0]）を返し、sort()関数は、この関数を使用して各リストのソート順を判断します。
array = [[2, 'c'], [1, 'b'], [3, 'a']]
array.sort(key=lambda x: x[0])
print(array) # Output: [[1, 'b'], [2, 'c'], [3, 'a']]それぞれの2番目の要素に基づいてソートするためにはlambda x: x[1]のようにします。
array = [[2, 'c'], [1, 'b'], [3, 'a']]
array.sort(key=lambda x: x[1])
print(array) # Output: [[3, 'a'], [1, 'b'], [2, 'c']]まとめ
Pythonでリストの要素を並べ替えるための組み込み関数であるsort()について解説しました。
サンプルコードを確認して、ソートを実際に使用できるようになりましょう。
今回はPythonのソートの使用方法についてお勉強したよ！